WEBサーバとよく使われるWebサーバミドルウェア

2022年11月30日
 
2022年11月30日

こんにちは。ゆーろんです。
JavaScriptでWebサーバを建てる際にはNode.js単体で立ち上げることが可能ですが、PHPやRuby,Javaなど一般的にバックエンド開発で使われる言語環境とは別にWebサーバを立ち上げるためにミドルウェアが必要な場合がほとんどです。

というわけで今回はWebサーバソフトウェアに関してまとめました。

Webサーバとは

Webサーバ用のミドルウェアとは、外部の別のソフトウェアからの要求に応じて機能やデータなどを提供するソフトウェアのことを指します。

また、Webサーバー用のミドルウェアは、サーバがインターネット経由で情報を受信して​​表示する方法を制御し、ユーザーのブラウザーからの要求を受け入れ、必要なファイルを見つけてHTTP経由で提供します。

ほとんどのWebサーバは安全な通信のため、HTTPではなくHTTPSを使用してます。
また、WEB系のサーバの種類には以下のようなものがあります。

種類 説明
Webサーバ HTTPで通信し、Webブラウザなどからのリクエストに応じてHTMLファイルや画像ファイルなどを送信する機能をもつ
メールサーバ 電子メールの配信・転送などの機能を持つ

Webサーバソフトウェア一覧

Nginx

Nginxは無料かつオープンソースなWebサーバソフトウェアであり、SMTP, POP3, IMAPのリバースプロキシの機能や、ロードバランサ、HTTPキャッシュなどの機能も持つ特徴があります。

また以下のような特徴があるため世界中のWEBサーバにおける使用シェアは1位です。。

  1. 処理速度が高い
  2. メモリ消費量を抑えやすい
  3. 大量の同時接続処理を素早く処理しやすい

他のWEBサーバソフトに比べて、以下のようなデメリットがあります。

  1. 動画を多く扱うコンテンツの処理は不得意
  2. 機能追加がしずらい

リバースプロキシとは

プロキシが多くの場合、内部のネットワークからインターネットなど外部のネットワークへの通信を中継するのに対し、リバースプロキシは「外部のネットワークから内部のネットワークへの通信を中継する」仕組みです。
リバースプロキシにはWebサーバーへのアクセスの分散ができるなどといったメリットがあります。

reverseProxy

Apache

Apacheは無料のオープンソースなWebサーバソフトウェアであり、高い性能と優れた動作性から人気なWebサーバです。また少し前まで世界中のWEBサーバにおける使用シェアは1位でした。
またApacheのWEBサーバは以下のような特徴があります。

  1. OSに依存せずに動作する
  2. 処理速度が速い
  3. 機能が豊富
  4. ネット上に日本語の情報が多い

他のWEBサーバソフトに比べて、以下のようなデメリットがあります。

  1. 複数のデータ処理を実行するとメモリを大量に消費してしまう
  2. 多人数が同時に使用するWEBサイト構築には不向き

以上の点から、Apacheは小規模なブログやホームページやECサイト(データ量が多くても処理速度が速いため)には向いていますが、重要大人数が利用するようなWEBアプリケーションの構築には不向きと言えます。

Tomcat

Tomcat はJavaで作られたWebアプリケーションによく使われるWebサーバソフトウェアです。速度とパフォーマンスが最適化されているため、アニメーションやインタラクティブな Web サイトなどの動的コンテンツにも適しています。
またTomcatのWEBサーバは以下のような特徴があります。

  1. カスタマイズ可能なモジュール
  2. Jakarta WebSocketを含む複数のJava技術が使われている
  3. パフォーマンスが強化されたデータ処理

LiteSpeed

TLiteSpeedは無料かつオープンソースなWebサーバソフトウェアであり、Apacheの機能と互換性が多いWebサーバです。
LiteSpeedのWEBサーバは以下のような特徴があります。

  1. Nginxと同じく大量のリクエストを高速に処理することが可能
  2. HTTP/3がサポートされている

他のWEBサーバソフトに比べて、以下のようなデメリットがあります。

  1. 商用ライセンスのWEBサーバアプリで有償版と無償版がある
  2. 日本語の情報が少ない

参考資料

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